１９４５年の敗戦後、博多の街に戻ってきた長門栄治郎。 　家も焼け、家族の生死もわからず、自暴自棄になっていたところを、 　闇市で働く康子という女性に助けられる。 　生きる希望を取り戻した栄治郎は、新聞に掲載されていた欧文タイプライター募集の広告を 　見て、応募することに。 　英語の試験を受け採用された職場は、ＧＨＱが設置した民間検閲局だった。 　そこでは、本、新聞、ラジオ、そして個人の手紙までが検閲にかけられ、ＧＨＱにとって不都 　合な内容は、発行停止や処分されていた。 　敵だと教えられてきた米軍の下で、同じ日本人の手紙を検閲するという仕事に罪悪感を抱え 　ながらも、生きる為に働く栄治郎。 　そんなある日、康子宛の手紙が見つかる。検閲の対象になっていた手紙の扱いに悩む栄治 　郎の前に、検閲によって消された『言葉達』が現れる。『言葉達』は栄治郎を「裏切り者」 　と責め立てる。 　そこに現れたのは、かつて搭乗機だった零戦だった。 放送音源公開！ RKB65周年記念ラジオドラマ 「奪われた手紙」公式サイトへGO！ @showmanship_f からのツイート ■主催 　　(有)ショーマンシップ ■後援 　　福岡県・福岡県教育委員会 　　北九州市・北九州市教育委員会 　　長崎県・長崎県教育委員会 　　長崎市・長崎市教育委員会 ■協力 　　協同組合唐人町プラザ甘棠館 　　ピクニック 　　アンミックスエンタテインメイント ■助成 芸術文化振興基金　助成事業 ■企画制作・問合せ 　　劇団ショーマンシップ 　　TEL：（０９２）７１６−３１７５