 |
正助さんは両親の言うことに反したことがない親孝行な若者です。
父「雨が降るから下駄で行け」、母「晴れるから草履で行け」とそれぞれに言われ、
右足に下駄、左足に草履を履いて出かけます。
|
 |
ある日、しっかり者の妹が「お父さんとお母さん、いったいどっちを大切に思っているのかしら?」と
言います。両親は正助の気持ちを確かめようと互いに反対の意見を言うなどして正助を困らせます。
|
 |
「お参りに出かけたい!」足の悪い父親と、足がつって動けない母親が同時に言い出します。
「一度に二人はおぶれん(背負えない)もんなぁ・・」と悩む正助さん。
二人を乳母車に乗せて出かけることを提案します。
|
 |
父親は「博多のうまい酒が飲みたい!」母親は「黒崎の美味しい饅頭が食べたい」と言い出します。
ところが売っている場所は真反対。「さぁ、どっちを先に買いにいくんだい!?」と詰め寄る両親。
さて・・・正助さんはどう解決したのでしょうか?
|
 |
両親のどちらを選ぶか・・・・実は親孝行噂を聞きつけた殿様が正助を試すために仕組んだことだったのです。
「村一番の親孝行者は正助に決まりじゃ!」とのお褒めの言葉と共に、正助さんはご褒美をいただくのですが・・・・
|