「九州の民話めぐり」より
福岡県民話:又ぜー『又ぜーとお三キツネ』
脚本:生田晃二  演出:仲谷一志

【あらすじ】
馬方の仕事をしていた又ぜーは、ある日、庄屋さんと一緒に博多へ行く用事ができ、花見の松原で待ち合わせをする事になりました。
ところが、その花見松原には人を騙して喜ぶイタズラきつねの「お三」が住んでいたのです。
お三は庄屋に化け、又ぜーに近づきます。しかし、相手が庄屋でなくお三だろ気づいた又ぜーは騙されたフリをして博多へ向かいました。 「庄屋さま、せっかく博多まで行くのですから途中えパッと遊んで行きましょう」と又ぜーが言うと、お三もこれを面白がって大賛成。
博多に着くと、さっそく料亭に上がり込み、飲めや唄えの大宴会。お三はつい飲み過ぎて正体もなく眠りこんでしまいました。 又ぜーはころあいを見て「勘定は庄屋さまがお払いになる」とだけ言い残し、村へと帰ってしまいます。 お三は料亭の定員に見つかり、大慌てで松原へ逃げ帰ることに・・・。

可愛らしいキツネが舞台に登場します。お三キツネが様々な人物に化け、 本物とニセモノ(お三)が入れ違うトリックが見ものです。

お三キツネと又ぜー 人を騙してばかりのお三キツネ。又ぜーが庄屋さんと一緒に博多へ出向くことを知り、 庄屋さんに化けて又ぜーを騙してやろうと考えます。
庄屋さんに化けたお三 上手く庄屋さんに化けたつもりのお三でしたが、尻尾を見られて又ぜーにお三である事がバレてしまいます。
又ぜーは気づかぬフリをして博多へ向かい、料亭へ行こうと誘います。
料亭で上機嫌 博多の料亭で上機嫌の又ぜーと庄屋に化けたお三。
又ぜーは、お三に代金を払わせるつもりで飲めや唄えの大騒ぎです。
本物の庄屋さんがやって来た! 又ぜーに置いてきぼりにされた本物の庄屋さんが、怒りながら料亭にやって来ました。
お三はスグに料亭のお鈴に化けて、その場をとりつくろいます。
正体がバレたお三キツネ 酔っ払って眠りこんでしまったお三は、とうとう正体がバレてしまいます。
お三キツネは庄屋さんに追いかけられて逃げ出します。
とうとう又ぜーにも変身! 逃げ惑うお三キツネ。又ぜーに変身して庄屋さんをかわそうとします。
ところが庄屋さんは、置いてきぼりにした上に、勝手にお座敷に上がった又ぜーの事も怒っていたので、更に追いかけられることに。
又ぜーにはこりごりなお三 なんとか博多から逃げ帰ったお三。
さすがに可愛そうな事をしたと思った又ぜーは、お三にお詫びの饅頭を差し出します。
が、お三は饅頭を受け取ろうとしません。それは何故かというと・・・・

〜九州の民話めぐりより〜 福岡県民話:又ぜー「又ぜーとお三キツネ」概要
上演時間  約25分(休憩なし)
出演者数  キャスト/5名  スタッフ/2名
上演会場  体育館 及び ホール
設営時間  2時間(体育館) ホール(2時間〜)
撤去時間  1時間(体育館、ホールともに)
スタッフ  脚本/生田晃二 演出/仲谷一志
 音楽/山浦弘志 振付/近藤勇人
 美術/市岡洋  照明/黒江昭治  
 舞台制作/ジャンクランド
企画・制作 (有)ショーマンシップ




■公演までの流れ
    
      ※下見等の時期はスケジュールの都合により変動する事があります。ご了承ください。