「九州の民話めぐり」より
大分県民話:吉四六さん『かも汁』
脚本:西条みつとし(劇団太陽マジック)  演出:仲谷一志

【あらすじ】
むかし、むかし吉四六という、とても愉快な人がいました。
ある時、庄屋さんが「鴨をたくさんとったので、鴨汁をご馳走したい」と言ってきました。 腹いっぱい食べようと思った吉四六さんは朝・昼ご飯を食べないで庄屋さんの所へ向かいました。 ところが、庄屋さんが注いでくれた吉四六さんのお碗には鴨肉が入っていません。 普段からとんちで負かされてばかりの庄屋さんは、吉四六さんに意地悪をしたのでした。 それでも吉四六さんは「美味しい鴨汁でした」とお礼を言って帰りました。庄屋さんは腹を抱えて大笑い。
家に戻ると、吉四六さんは庄屋さんにひとあわ吹かせてやろうと知恵をしぼって・・・・

とんち話といえば「吉四六さん」というくらい有名な九州を代表するとんち者のお芝居です。 他にどんな話があるのかな?・・・と読書への興味を誘うお芝居です。

ツボを買いに来た吉四六さん 吉四六さんは、とんちを使って庄屋から大きなツボを手にいれました。
庄屋は自分が損をした事に後から気付きます。
庄屋からの手紙 ある日、「鴨をたくさんとったので、美味しい鴨汁をご馳走しよう」
庄屋からの手紙に吉四六さんは大喜び。
お腹いっぱいに食べようと、朝・昼の食事を抜いて楽しみにしていました。
鴨肉はどこ??!! 庄屋の家にお腹を空かせてやって来た吉四六さん。 運ばれてきたお碗をワクワクしながら受け取りました。ところが、入っていたのは鴨肉ではなく大根ばかり。
庄屋は吉四六さんに意地悪をしようと自宅に招いたのでした。
鴨肉は渡さん! 吉四六さんは何とか鴨肉を食べようとしますが、庄屋はまったく食べさせてくれません。
吉四六さんは、とうとう諦めて「おいしい鴨汁でした。おかげさまでお腹いっぱいになりました」と お礼を言って帰りました。
鴨肉を食べられず悔しがる吉四六さん。庄屋にギャフンと言わせてやろうと知恵を絞ります。
さて、吉四六さんには、どんな知恵が浮かんだのでしょうか。

〜九州の民話めぐりより〜 大分県民話:吉四六さん「かも汁」概要
上演時間  約20分(休憩なし)
出演者数  キャスト/3名  スタッフ/2名
上演会場  体育館 及び ホール
設営時間  2時間(体育館) ホール(2時間〜)
撤去時間  1時間(体育館、ホールともに)
スタッフ  脚本/西条みつとし(劇団太陽マジック) 演出/仲谷一志
 音楽/山浦弘志 振付/近藤勇人
 美術/市岡洋  照明/黒江昭治  
 舞台制作/ジャンクランド
企画・制作 (有)ショーマンシップ




■公演までの流れ
    
      ※下見等の時期はスケジュールの都合により変動する事があります。ご了承ください。