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彦一さんの家には代々伝わる守り神「生き傘」様がありました。
雨が降ると自然に開き、やむと閉じる・・・という「生き傘」を見て、おてもやんはビックリ仰天!
慌てて走り去り、あちこちに「生き傘」の噂をばらまいてしまいます。
・・・・・・勿論、それはとんち者の彦一さんの作戦でした。
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とうとう「生き傘」の噂は、殿さまの耳にも入ってきました。
殿さまは彦一さんが持つ「生き傘」が欲しくて仕方aありあせん。「千両箱を持ってこい!」と家来に
命令すると、交換で遂に「生き傘」を手に入れます。
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千両箱を抱えて喜ぶ彦一さん。「やっぱりとんち(知恵)は自分のために使わな・・・・」
そんな風に考える彦一さんですが・・・さて、そう上手くいくのやら?????
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動かない「生き傘」にヤキモキするお殿さま。もしや騙された!?・・・と思い、彦一さん問いつめると
「生き傘様が飢え死にしている・・・」と泣き出します。可愛そうに思ったお殿さまは、またもや千両箱を取り出し、詫びの言葉を
伝えます。
ところが、そこに八代屋のお松さんが現れて状況は意外な方向へ・・・・・
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やっぱりとんち(知恵)は人のために使ってこそ役に立つ!
お灸をすえられた彦一さんは、少し動いた傘にも驚きを隠せません。
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