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緊急事態宣言は解除され、県による休業要請も一部を除き解除されましたが、劇場で直ぐに演劇の公演は 難しいのが現状です。たとえ新型コロナが終息しても、劇場や演劇の在り方は、『アップデート』して いかないといけないと思っています。 コロナに限らず、我々は時代に呼応しながら活動し、変化しながら伝統や文化を残していくことが 自分達が生き延びる術です。 その具体的な術は、常に模索していますが、今回は劇場として、先ずは“動画配信機能をアップデートする”事から始めました。 実は甘棠館には、その基礎はあったのですが使いこなせておらず、今回、福岡市の独自の支援策に背中を押されて整備を行いました、 (申請をさせて頂きました。) ただ、動画の編集や配信自体は、今やスマホ一つでも出来る時代・・・。だからこそ我々は「専門家にコーディネート」してもらい、 「複数のカメラのスイッチングが出来て、二元中継が出来る」、特に「役者の台詞がしっかり配信出来る」事にこだわりました。 何よりそれが、仕方なくて配信しているのではなく、「いや、これは楽しいぞ!こんな事も出来るのか!」と感じられるようにしたいと思っていたら、 スタッフがそれに応えてくれました。 「グリーンバックで背景を変えたり、タイトル映像を差し込んだり、生配信用にBGMや字幕を入れたり」出来るようです。 その機能説明をここに書くより、実際にその機能を使った配信をやってみようと思いました。 先ずは劇団ショーマンシップで生配信の番組を月一でやります。これを座員全員で楽しんで創ろうと思います。 もちろん番組そのものも楽しんで欲しいのですが、これを観て「自分達だったらこうするな!」「こんな使い方も出来るな!」と思ってもらい、 ドンドン「小劇場」の新しい在り方見つけてもらいたいと思っています。 我々は、絶対にコロナに負けません。劇場が劇団が、コロナとどう闘ったかという物語を刻んでいきます。 どうぞ今後とも、甘棠館を、そして劇団ショーマンシップをよろしくお願い致します。
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